「相手が一番大切というフリをしろ」という話。~名古屋心療内科マンガ

目次
◆ 「大切にされたい」なら、あえて順番を入れ替える
「もっと自分を見てほしい」
「どうして自分の気持ちを分かってくれないの?」
そう感じることはありませんか?
人間にとって、自分が一番大切であるというのは、呼吸をするのと同じくらい当たり前のことです。
これは生存本能ですから、わざわざ否定する必要もありません。
しかし、人間関係において「自分が一番!」を前面に出しすぎると、
皮肉なことに、あなたはどんどん大切にされなくなってしまいます。
今回は、誰からも大切にされるための「ちょっとしたコツ」を解説します。
◆ まずは「演技」でもいいから、相手を優先する
人間関係を劇的に良くする秘訣は、シンプルです。
「自分を一番にしたい気持ち」をいったん横に置いて、相手を一番大切にするフリをしてみてください。
心からそう思えなくても大丈夫です。最初は「演技」で構いません。
- 話を聞いてあげる(スマホを置いて目を見る)
- ほめてあげる(小さな変化に気づいて口に出す)
- 何かを作ってあげる、渡してあげる(小さなお菓子や差し入れなど)
このように、相手が「自分は大切にされているな」と感じる行動を、あなたの方から先に仕掛けてみるのです。
◆ 魔法のように効く「好意の返報性」
なぜ「演技」から始めてもうまくいくのでしょうか。
そこには心理学の「好意の返報性」という強力な法則が働いているからです。
人間には「他人から何かを与えられたら、お返しをしなければ申し訳ない」と感じる心理があります。
あなたが相手を大切に扱えば、相手の脳には
「この人は私を大切にしてくれた。だから私もこの人を大切にしなければ」というスイッチが入ります。
つまり、相手を一番に扱うことは、巡り巡って「自分が一番大切にされる」ための最短ルートなのです。
◆ 「まず自分」が引き寄せる不満のループ
逆に、一番やってはいけないのが「まず自分を大切にしてよ!」という態度を出し続けることです。
「どうして〇〇してくれないの?」という不満からスタートすると、
あなたの表情や言葉には「不満」がにじみ出てしまいます。
すると、相手も鏡のように「不満」を感じ、あなたを避けるようになったり、雑に扱ったりするようになります。
結果として、
「自分を優先してほしい」と願えば願うほど、あなたは永遠に大切にされないという悲しい負のスパイラルに陥ってしまうのです。
◆ まとめ
- 自分が一番大切なのは本能。でも、それをいったん置いておく
- 演技でもいいから「相手が一番」というフリをして接する
- 先に与えることで、好意の返報性が働き、自分も大切にされる
- 「まず自分」のスタンスは、不満と孤立しか生まない
「大切にされたい」という願いを叶えるには、まずあなた自身が誰かを大切にすることです。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)




















