節分に、笑顔の裏でバチバチに戦い合う義母と嫁。~名古屋心療内科マンガ

◆ 節分で「歳の数だけ豆を食べる」のには、ワケがある

節分といえば、「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆をまき、
その後で自分の年齢(あるいは数え年でプラス1歳)の数だけ豆を食べるのがお約束ですよね。

「お腹いっぱいになっちゃうよ」なんて思いながら食べている人もいるかもしれませんが、
実はこの風習、私は単なるおまじない以上の意味があると思っています。

今回は、節分の豆に隠された意外なメリットと、現代だからこそ気をつけたい「安全面」について解説します。


◆ 厄除けだけじゃない?豆を食べる「栄養学的」な側面

なぜ節分に豆を食べるのか、その一番の理由は「厄除け(やくよけ)」のためです。
「魔を滅する(魔滅=まめ)」という語呂合わせもあり、豆を食べて体の中から邪気を追い出そうという願いが込められています。

ただ、実はこれ、健康面でも理にかなっている部分があります。
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富です。

昔の日本では現代ほどお肉を食べる習慣がなく、特に年配の方はタンパク質が不足しがちでした。

「年に一度、年齢の数だけ豆を食べる」という行事は、
知らず知らずのうちに不足しがちな栄養を補給するという、先人の知恵だったのかもしれません。


◆ 注意!「ノドに詰まる」リスクは笑い事じゃない

しかし、この伝統行事には確実に気をつけなければならないポイントがあります。 それは、「豆がノドに詰まる危険性」です。

特に小さなお子さんや、飲み込む力が弱くなってきたお年寄りの方にとって、乾燥した硬い豆は非常に危険な食べ物です。
画像にあるように、「お義母さまもぜひどうぞ♪」なんて笑顔で大量の豆を勧めるシーンがありますが、
もし本当にノドに詰まらせてしまったら大変なことになります。

すなわち「伝統だから」と無理をして食べる必要はないのです。


◆ 安全に楽しむなら「豆乳」もありでは?

個人的には、詰まらせるリスクを少しでも減らすために、
「豆乳」あたりで代用するのも一つの手だと思っています。はい。

大豆の栄養はそのままに、液体なので詰まる心配がグッと減りますよね。…

……とはいえ、 「さあ、みんなで歳の数だけ豆乳を一口ずつゴクゴク飲もう!」 という行事、
うーん、想像するとなんかイヤですね。

やはり、豆を食べる方が趣があって良い、ということで、
豆を食べる際は、少しずつ、よく噛んで、お茶などと一緒にゆっくり楽しむことを忘れないでほしいです。


◆ まとめ

節分に豆を食べるのは厄除けの意味がありますが、タンパク質不足を補うという健康的なメリットも隠されています。
しかし、特に年配の方や子供にとってはノドに詰まらせるリスクが現実にあるため、安全を最優先に考えるべきです。
安全に楽しんでこそ、本当の意味で福を招くことができるのですから。

今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

名古屋
官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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