「昔の恋人の名前をタトゥーで入れてしまった」と打ち明けてきた彼女に、なんとか優しく答えた彼氏。~名古屋心療内科マンガ

◆ タトゥーで「文字」を入れる人の心理とは
海外に行くと、ファッションの一部としてタトゥーを入れている人をよく見かけますよね。
デザインは大きく分けて「絵」と「文字」に大別されますが、特に「文字」を選ぶ人には共通の心理があります。
それは、「この言葉を一生忘れたくない」「自分に刻み込みたい」という強い意志です。
人生観や座右の銘、あるいは大切な人の名前……。
でも、心理学的な視点から見ると、ここに大きな落とし穴が隠れています。
◆ 人間の心は、私たちが思う以上に「変わる」
もちろん、タトゥーを入れる瞬間は、「一生この気持ちは変わらない」と本気で信じているはずです。
しかし、人間の価値観や感情は、時間の経過とともに驚くほど変化します。
20代で「これが真理だ!」と思った言葉が、40代では「今の自分には合わないな」と感じることは珍しくありませんし
さらには恋人の名前を刻む人もいますが、悲しいかな、人間関係に「永遠」の保証はありません。
◆ 「変わること」こそが、人間の最大の武器
ここで重要なのは、人間は「変わる」ということ。
状況に合わせて自分の考えをアップデートできる「柔軟性」こそが、
人間が厳しい現実を生き抜くための最強の武器だということです。
文字として皮膚に固定してしまうことは、いわば「過去の自分」に今の自分を縛り付けてしまう行為でもあります。
「変わること」ができるからこそ、私たちは成長し、新しい幸せを見つけられるのです。
◆ 「人は変わる」と彫るならアリ?
それこそ、「人は変わる」という言葉をタトゥーとして彫るなら矛盾しないかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
その言葉を覚えていること自体に、人生を左右するほどの大きな意味はありません…。
よって入れるときは慎重にしていただければとおもいます。
◆ まとめ
人間は経験を重ねるごとに考えも人間関係もアップデートされていく生き物。
その柔軟性を捨ててまで、過去の決意を肌に残し続けるのは、実はかなりリスクが高いことかもしれません。
もし「一生もの」を刻もうとしているなら、
まずは「自分はこれからいくらでも変わる可能性がある」ということを念頭に置いて
慎重に判断してみていただければなによりです。
今回の話、何か少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)





















