つらいときの考え方。~名古屋心療内科コラム

生きていると、うまくいかない日ってありますよね。
失敗したり。落ち込んだり。傷ついたり。
そんなときは、
「なんで自分ばかりこんな目に遭うんだろう。」と思ってしまうことがあります。
でも、少しだけ考え方を変えてみませんか。
ゲームでは、
敵を倒したり、難しいステージをクリアしたりすると、
経験値がもらえます。
その経験値がたまるから、
レベルアップできます。
人生も、それと少し似ています。
つらい経験。
悔しい経験。
失敗した経験。
どれも、その瞬間は苦しいものです。
しかし、その経験があるからこそ、
次は少し落ち着いて対応できるようになったり、
人の気持ちが分かるようになったり、
同じ失敗を避けられるようになったりします。
心理学では、このように困難な経験を通して精神的に成長することを「心的外傷後成長(PTG:Posttraumatic Growth)」と呼びます。
もちろん、苦しい出来事があれば、必ず成長できるというわけではありません。
でも、その経験を意味のあるものとして受け止められたとき、
人は以前よりも強く、しなやかになれることがあります。
だから、
つらいことがあった日は、
こう考えてみてください。
「また経験値を手に入れた。」
「レベルアップに向けて、一歩前に進んだ。」
そう考えるだけで、
目の前の出来事が、少し違って見えてくるかもしれません。
人生は、失敗しない人が強いのではありません。
経験値を積み重ねながら、
少しずつ成長していく人が強いのです。
今日の苦しみも、
未来のあなたを育てる経験値の一つなのかもしれません。
今回の話、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)






















