山と食欲と私~エクストリーマーズというマンガを読んで~名古屋心療内科コラム

こんにちは。ゆうきゆうです。

最近

山と食欲と私~エクストリーマーズ

というマンガを読みました。

「山と食欲と私」は、女子が登山してご飯を食べる、というマンガなんですが、そのスピンオフになる作品です。

登山や危険なところに旅しつつご飯を食べる人たちのマンガです。
内容的には激しい差はないんですが、より「危険な場所」になっています。だからエクストリーマーズなんですね。

こちらは大勢の作者さんが描いたオムニバス形式の内容になっています。

そんな中、南極の基地で働く女性の話しがありました。

そこで特にインパクトに残っているシーンがあったので、ここで紹介させてください。

(山と食欲と私~エクストリーマーズから引用)

 

一言で言うと、
 
「南極で食事を用意する仕事についた方が、豚汁を用意することになって、それで『人気があるからたくさん炊いた方がいいよ』と言われたので「普段の倍」作ったところ、『おかわりできなかった』ことで、年上の男性隊員に『二度としないでくれ!』と怒られた」

という内容です。

素直に思います。

これ「言い過ぎ」ちゃうんかと。

いや、そこまで必要なものだったのなら、最初からルールとして明確に指示されるべきだったんじゃない?

分量まで明確に。


指示がアバウトだったゆえに、本人なりのアバウトな判断で「倍」にはしていたわけで、本人がまったくの手落ちだったというわけでもなくない?

しかもみなさん、一杯目は食べられたんですよね?
「おかわり」ができなかった、という状況ですよね?

必要な量が摂取できなかったとかなら分かるんですけども、「普段の倍」と書いてあるので、総量が足らないという表現は見当たらないんですよね。

というか、たとえばこの方のミスで、シャチに襲われてみんな死にそうになった、とかならまだ分かります。この注意。

ただ、重ねて「おかわりが食べられなかった」状況だし、そもそも重ねて、はじめて作るひとへの指示がアバウトだった状況で、この方が「二度としないでくれ!」とまで言われるの、ひどくないですか?

いえ

「『二度としないでくれ!』はそんなに強い注意じゃないんじゃないの?」

というご意見もあるかと思います。それはもう、感じ方です。少なくとも自分は強いと思いますし、たとえば
「会社ではじめての仕事でミスしたら、上司に『二度としないでくれ!』と言われて、うつになりました」
という患者さんがいたとしたら、「その気持ちは分かる」って話すと思います。

逆に

「会社ではじめての仕事でミスしたら、上司に『それは指示のしかたがアバウトだったのが良くなかったね、今後はこうしてね』と言われて、うつになりました」

だったら「いやそれは、落ち込むほどではなくない?」って思いますし。

まぁ、重ねてこれは「感じ方」なので、明確な境界線がある話ではないと思います。
人によってレベルが違う、のかもしれません。そのため反論されている方は、たぶん注意にたいして強いのだと思います。

何にせよ、これで『二度としないでくれ!』は強すぎません?と。

そんな風に思いまして、それをTwitterでツイート、いえXでポストしたわけです。

https://twitter.com/sinrinet/status/2021784512653607150


そうしましたら、なんというか、ご賛同の他、ご反論もいただきまして。

一言で言うと

「南極という極限状況だから、それはしかたないのではないか」

という内容でした。

いや、あらためて、上記の自分のポストが、すごい表現として強くなってしまったな、とは思います。

というか、自分自身がこの叱られる立場だったら、たぶんカチンと来てそんなことを言い返してしまうんじゃないかと思い、感情移入しすぎてしまったのがいけなかったかなと。

もっと柔らかく
「極限状況で豚汁がもっと必要だったかもしれませんけど、だからといって『二度としないでくれ!』は言い過ぎじゃないですかウフ?」
とか言うべきだったのかもしれません。ポストもそう書いておくべきだったかもしれません。

重ねて言いすぎて申し訳なかったな、と。ご気分害された方にはごめんなさい、と思うんです。

ただ、ですよ。

あらためて、「極限状態だからといって、この男性の言い方は言い過ぎでは?」と思う気持ちは消えないんですよね。

くわえて極限状態で働いているのは、この女性だって同じわけで。

あ、別に、男性⇒女性だから、かばってる、とかではないですよ。

女性上司が、はじめて豚汁を作った若い男性調理人に「おかわりできなかったじゃない!二度としないでよ!」と言ってたとしても、やっぱり「いや言い過ぎじゃない?」って思いますし。

自分自身、南極にいったことはありません。
そのためここで働かれる方にはついては、想像しかできませんし、「大変な状況なんだろうな」とは思います。

ストレスは多いかもしれません。少なくとも自分が言ったらストレスはあると思います。

ただ、ですよ。
重ねてどんな状況でも、やっぱりその注意の仕方は「強すぎる」んじゃないの?と。

ストレスや極限状況を免罪符にこの発言がOKになるか、というと、それはやっぱり違うと思うんですよ。
それにストレスや極限状況なんて、比較できるものでもない。

「南極だからストレスが多い、アジアだからストレスが少ない」なんて絶対基準はないかと思います。
特に日本に住んでいたって、すごいブラック企業につとめていたら、たぶん南極に負けないくらいのストレスはあると思いますし。

「南極だからどうこう」「南極という環境を知らないからどうこう」

では一切ない。

逆に南極で働いているのを楽しんでいる職員だっているはずです。

南極だってストレスだって免罪符にならない。

どんな状況だって「二度としないでくれ!」とまで人を怒る権利はないのです。

何にせよ、この女性はとても強い女性だったからそれでもくじけないで頑張ったわけですが、そうではない職員だっていると思うんですよ。
それがこの言い方でやめちゃったら、本人はもちろん、周囲だって非常に切ない状況になると思うんですよね。

なのでやっぱり、この男性の言い方はよろしくない、と思うわけです。はい。

ただまぁ、重ねて自分の表現が普段に比して強くなってしまっていけなかったなぁ、という思いはあります。あらためてすみません。

人間が何にイラッとくるかで本人の性格傾向は分かるものですが、たぶん自分は、こういう「強い叱責」にたいして反抗心が生まれてしまうのかもしれません。何が隠れてるんだろう。でもまぁ、たいていの人が「強い叱責」にたいしてはイラッとくると思うんですけども。

あと追記です。こんなご感想もいただきました。

—————-
ゆうきゆう先生は意図的に凶悪なトリミングをしてるのでスクショ参照 献立は

*豚汁

ほうれん草

ご飯 の3品しか無いのがわかる *「豚汁はおかずだから」のセリフはここにかかる
—————-

で、根拠とされる画像を拡大するとこんなふうに。

これ、いや、そもそも「意図的で凶悪」ってすごいなぁ、と思うんですが、それよりも、マンガには
「豚汁、ほうれん草(ごはん、三品)」って書いてありますよね。

これって「豚汁、ほうれん草、ごはんの他に三品ある」ってことだったりしませんでしょうか。

なんかツイートでは「三品しかない」と書いてるんですが…。
これ読み違えてないですかね? どうなんでしょう。

いや、もし気になるなら、この前後だけと言わず、全部読んでほしいです。 

何にせよ、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

マンガは重ねてとてもおもしろいので、よろしければ、ぜひ。

(完)

名古屋
官越いやし|ゆうメンタルクリニック心療内科・精神科

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